冴えない社会人の恋人探しの旅

冴えないサラリーマンのリアルを綴る。雑記多め。名古屋→東京へ転職を機に帰還。彼女探しの旅なう

人は何故アイドルに惹かれるのか?

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AKBINGOというAKB48冠番組
11年の歴史に幕を下ろすことを知った。


この番組にはすごく思い入れがある。


10年も前の話になるが、
2009年6月
当時高校1年生の僕はAKB48にハマった。


今や不動の国民的アイドルとなった彼女達が
有名になるほんのちょっとだけ前の話。


何故僕がアイドルにハマったのか?
何故アイドルに飽きてしまったのか?



今日はそんな思い出話をしよう。


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2009年4月


中学を卒業し、
某県内の進学校へと入学をした。

高校デビューを目指した僕は、部活や塾、
ボランティアと毎日精力的に活動していたため、
そこそこ充実した生活を送っていた。


しかしながら趣味という趣味が全くなかった。
家に帰ってからはやることがないので、
もっぱらネットサーフィン。


特にYouTubeに多くの時間を費やした。


当時はユーチューバーという言葉は勿論存在していなかったため、ほとんどが違法にアップロードされていたテレビ番組やCS放送の録画を見ていた。


関連動画を漁っていた時に偶然見つけたのがAKBINGOというAKB48のバラエティー番組。

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アイドルなんて下らないと思っていたものの
なかなか企画が面白い。


夜な夜なAKBINGOの動画を漁る日々が始まる。


楽曲にもハマった。
「涙サプライズ」というシングルが発売してから
毎日ipodで聞いていた気がする。


気づけばYouTubeの関連動画もipodのプレイリストもAKBばかりになっていた。


その後も総選挙があったりと色んなイベントが
あったものの、当時はそれほどメディアの露出も
多いわけではなかった。


学校の友達に動画を薦めても、冷ややかな目で
見られたのを覚えている。


話題を共有できる友達が居なかったのが寂しかった
がオタクへの道を一歩一歩着実に進んでいった。


AKBが出るテレビ番組は全て録画。
当時は週間AKB、スイえんサー、AKBINGOの3番組
毎週の楽しみだった。


2009年 10月


14thシングル RIVERがヒット。
人気に火がつき始める。


2010年 1月


マジすか学園というAKBメンバー主演の
深夜ドラマがスタートする。


なかなかぶっ飛んだドラマであったが、
このドラマがきっかけで身の周りにも
ファンが増えていった。


2010年5月


16thシングル ポニーテールとシュシュ発売。
人気が爆発する。


学校でも一斉にAKBブームが起こる。


1年前からファンを豪語してた僕は、
周囲からブームの先駆者として、もてはやされる。


クラス内外の男女から声をかけられるようになり、
友人も大勢増えた。


なにかと美味しいポジションだった思う。


みんなで机を囲んでメンバーの動画を見たり

AKBぷっちょ(ぷっちょにストラップのオマケが付いてくる)を買うために、
各自で手分けして各スーパーを探しまくったり、

第3回総選挙の生中継を映画館に見に行ったりと
本当に楽しい時間だった。


しかしながら、CDを買ったりはするものの
ライブや握手会には行ったことがなかった。


単純に地方からだとお金がかかることが
1番の理由であるが、

東京のステージで輝く彼女達は、遠く離れた世界に
いるように思えて、会いに行く勇気がなかった。


青臭い学生生活を送る僕にとって、
同年代の彼女達は既に社会に飛び出し厳しい世界で競争していることを知って応援したくなったし、

何か大きなパワーを貰っている錯覚がした。


だからこそ僕はアイドルにハマったのだと思う。


そんな感じで浪人生活を含め4年間もの間
AKBが好きだった。

辛かった浪人生活を乗り換え
大学進学とともに上京し、
2013年4月 遂に初めて武道館のライブにいった。


初めて目にした彼女達は想像以上に
小さくて細くて可愛いかった。


ライブは本当に楽しかったし、感動した。


だがライブが終わり家に帰ると同時に
全てが燃え尽きてしまった喪失感に襲われた。


ずっと画面上だけで応援していたので、
長年の夢だったライブにも行くことができた達成感と併せてこれ以上彼女達との距離が近づくことも
応援する意味もないことに気づいた。



あれ、、、
今まで俺は何してたんだろう?


その日を境に目が覚めた。


あんなに大好きだったAKBへの興味が
全くなくなった。


東京生活に慣れてくるとアイドルを追いかけるよりも大学内の可愛い女の子のケツを追いかける方が
何倍も楽しいことに気づいた。


アイドルにハマる感覚は、
夢を見ていることと同じ感覚に思える。


だからこそ、めちゃくちゃ熱狂的になるし、
現実に戻ると冷めるスピードも早い。


アイドルに飽きた今だからこそ、
アイドルファンを見て思うことがある。


かつての僕のような青臭い高校生や金はあるが、
趣味も何もないおっさんやおばさんが
アイドルにハマる気持ちは十分に理解できる。


しかしながら、出会いや楽しいことも沢山ある
大学生や20代の社会人がアイドルに時間もお金も注ぎ込むのは、ちともったいないなと思うのだ。


他人の趣味趣向に首を突っ込むのもおかしいことだが、出来ればもっと視野を広げた方がいい。


アイドルに全力で熱中できるような人なら
他にも熱を注げる趣味やもの、人が見つかるはず。


アイドルとはあくまで経るもの。
次のステージに進むことも大事だと思う。


僕も20代中盤になってしまったが、
未だ童貞のままアイドルに貢ぎまくっている友人や良い歳なのにジャニーズの追っかけをしている
女性を見てきた。


偏見に過ぎないが感覚的にアイドルファンの
恋人いない率は高めだし、
リアルな恋愛をしたことがいない人も多い。
(ま、僕も現在恋人いないんだけどね)


ファンの人からするとイラッとするかもしれない。
今までの話はただの戯れ言だと聞き流してほしい。





AKB48も転換期を迎えている。


ハマっていた当時のメンバーのほとんどは
グループを卒業し、それぞれの道で
現実と向き合いながら生きている。


あの頃を懐かしく思うと同時に
僕も現実と向き合って強く生きようと思った。

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