冴えない社会人の恋人探しの旅

冴えないサラリーマンのリアルを綴る。雑記多め。名古屋→東京へ転職を機に帰還。彼女探しの旅なう

【新卒】新入社員時代を振り返る②(配属~同行期間)

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前回の続き

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名古屋への配属を命じられた筆者は、
下ろし立てのスーツを着て、支店に出社。


同期もいないため、心細く不安しかなかったが、
明るく元気にいこうと、大きな声で挨拶をした。


思いの外、支店の人々は温かく迎えてくれた。


冷たく対応されたらどうしようかなと思ったけど
そんなことはなかった。


その日は1つ上の先輩が付きっきりで
面倒をみてくれた。


そして夜は歓迎会。
みんな気さくに話しかけてくれて
とても楽しかったことを覚えている。



なんだ!めっちゃいい職場じゃん!



初日の素直な感想だった。




だが、翌日からその考えは一変する。




翌日も先輩達は優しく指導をしてくれた。
覚えることが多く、必死にメモをする。



午後からは先輩の作業を手伝うことに。



かなりの力作業で大変だったが、
支店の一員として業務に貢献できたことが
なんだか嬉しかった。



時間は過ぎ、定時になる。



帰れるかなー?なんて思っていたが
誰も帰る気配はないし、
帰ってもいいよとも言われない。



そこから、1時間、2時間が経つ。
時計は20時を指していた。



あれれ。




20時半になってようやく課長に声をかけられる。



『疲れていると思うし、今日はもう帰りなさい。』



筆者だけが『お先に失礼します』と退社した。



会社からの帰り道、冷や汗をかいていた。



筆者は営業職なので、みなし残業制である。


ある程度の残業は覚悟していたものの、
早速2時間半の残業だ。


しかも残業が当たり前の風潮。


先行きが不安になった。


同期とのグループLINEを見ると、
一部の支店を除いて、残業させられていた。



また先輩からメールが着て、
翌日から7時半には出社するようにと連絡がきた。


それからというものの、
毎日7時半~21時まで13時間半の勤務が始まった。


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休憩時間もお昼を食べに行くだけだったので
実質30分程度しかなかった。


また、折角の土日には野球観戦に行かされたり、
通信教育を強制された。



友人の職場環境を聞く度に
自分の職場がいかにブラックな環境なのか
思い知らされた。



また、帰宅後も業務日報を記入しなければならず、
平日は仕事しかしない日々が続いた。


学生気分が抜けない筆者にはかなりしんどかった。



しかしながら、人間の適応力とはすごいものだ。



配属後1ヶ月もすればその生活にも慣れていた。



借り上げ社宅への入居が決まるまでは、
繁華街のビジネスホテルに滞在していたことも
あって、仕事終わりに遊びに出かけるようになる。


当時、友人はほとんどいなかったが、
twitterを通じて知り合った知人が何人かいた。



その知人とクラブに行っていたので、
そこでまた友好関係は広がっていった。


最低週2日以上はクラブに行っていた。


女の子と知り合って
ホテルの部屋に女の子をつれこんだりもした。



それはそれで楽しく充実した日々であった。



しかしながら、慣れない名古屋での生活と
睡眠不足により、確実に体にガタが来ていた。



仕事中に居眠りをしてしまい、
上司にこっぴどく怒られた。



それだけならまだ良かったが、
ある日急に体に異変がおきる。



初めは頭痛からだった。



その後に全身に関節痛と倦怠感が襲う。


夏風邪かなと思って薬を飲んで放置していたが、
翌日に高熱が出た。


熱を測ると40℃を越えていた。


病院に行き、血液検査をすると
炎症の値が高すぎるということで、
緊急入院となった。しかも個室。


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入院すればすぐ治にるだろうと楽観視していたが
その思いとは裏腹に高熱は続き、41℃を越えた。


意識は朦朧とし、悪夢に魘された。



気付けば家族が来ていた。



あれ、もしかして死ぬんかな?



朦朧とした意識の中で一瞬覚悟した。




それぐらい深刻な状況だった。



幸い2週間ほどで熱は下がり、症状も改善したため
退院することができた。



ある珍しい感染症に感染していたのだ。



それぐらい体の抵抗力が低下していた。



流石に今のままでは、ダメだと悟ったので
生活週間を見直すことにした。



早寝早起きをして、食生活も変えた。
いつまでも学生気分じゃだめだと。



そして、より一層仕事に精を出した。



先輩社員との同行期間を経て、
担当を持つこととなった。



担当を持つ=1人立ちをするということだ。


嬉しいことに上司は筆者の仕事ぶりを
評価してくれていた。


通常、新人が担当するはずのない
大きな担当先を任せてくれることになった。


『期待してるぞ』


と肩を叩かれたことが何故か嬉しかった。



営業マンとしての船出が始まった。


続く