【転職活動】コロナ禍での転職日記⑥
続き
本命であるB社の最終面接に進んだ。
年末商戦に向けて日々忙しくなる業務の傍ら
企業研究と面接対策に勤しむ。
そして1週間後。
いよいよ面接日。
今回もZOOMでの面談。
面接官は人事部長と部門長。
部門長と出身大学が一緒ということもあり、
和やかな雰囲気で面接が始まる。
質問はすべて部門長から。
①転職理由の深堀り
②なぜ競合ではなく当社なのか。
③将来のキャリアビジョン
④逆質問とアピールタイム
今回も捻った質問はなく、
一問一答形式。
深堀りが無さ過ぎて
逆に大丈夫なのかと不安になる。
面接開始から十数分後、
ようやく人事部長が口を開く。
「君には是非当社で働いてほしい。」
え、え・・
急なタイミングだったので
頭の中が真っ白になる。
喜びがこみあげると同時に、
人事部長が話を続けた。
「ただし条件が。」
え!?
「大阪か名古屋か東京かどこになるのかはこの場で判断できない。もし東京以外だった場合でも当社を選んでくれるかな?」
そ、そんな。
もともと東京募集だったはず。。
絶対に名古屋と大阪は嫌だ。
返答に詰まる。
ただ自分の中で東京で働くことが
最優先事項だった。
ここで妥協はできない。
「東京以外であれば内定を辞退をさせていただこうと思っています。」
キッパリと言い切った。
人事部長が顔をしかめた。
その理由についても聞かれたが、
気が動転していたので
何を言ったかよく覚えていない。
ただなんとなくそれっぽい理由を
話したと思う。
そして面接が終了。
結果は後日エージェントからだと。
もし、大阪や名古屋での内定だったら
どうしよう。
モヤモヤした気持ちが抜けないまま
C社の2次面接の対策を始める。
3日後、エージェントから電話。
運転中だったので
急いで路肩に車を止める。
「カクさん、おめでとうございます! 首都圏勤務で内定がでました。」
よっしゃー!!!
喜びのあまり絶叫した。
後日、人事から聞いて分かったのだが、
部門長が強く推薦してくれたらしい。
その電話で内定を承諾。
年収に関しても今より若干アップ
ということで非常にベストな条件だった。
選考参加:19社
書類落ち:12社
適性検査落ち:2社
途中辞退:3社
内定:2社
コロナ禍ということもあって
求人数も書類通過率も厳しい
転職活動ではあったものの、
なんとか転職先が決まった。
中途採用市場の現状が
買い手有利になっていることもあり
年収も企業規模もアップした人は
ほとんどいないらしい。
そういった意味では
大成功の結果になったと思う。
いよいよ東京で働ける。
4年ぶりの東京生活。
感染者が増えて大変な状況であるが、
仕事もプライベートも精一杯
充実させたい。
転職日記終わり。